「イスラム国」の呼び名と「国家と認めない」という政府の声

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シリア・イラクに勢力を広げる過激派組織の「イスラム国」は、台頭に伴う度名称を変えてきました。

この組織をどう呼ぶべきか、今月30日の国会で呼称問題が取り上げられました。

日米両政府や国連などは「国家」と認めないとの立場から、旧名の英語表記を使っておりメディアはそれぞれの判断で表現している状況です。

日本の安部晋三首相は30日の衆院予算委員会で、日本政府が「イスラム国」を使わず、英語表記の「ISIL(アイシル)」で統一している理由を維新の党の柿沢未途議員が聞き、安部首相は以下のように説明しました。

「まるで国として存在しているかの印象を与える。国として国際社会から認められている、あるいはイスラムの代表であるかの印象を与え、イスラムの人々にとっては極めて不快な話になっている。」

「イスラム国」の源流は、イラクのアルカイダ系過激組織など反米勢力が2006年に合流してできた「イラク・イスラム国(ISI)」です。13年4月にシリアの系列組織と合併を宣言し、「イラク・シリア(アラビア語で「シャム」)・イスラム国」(ISIS)と改名しました。

世界での呼称は日本では「ISIL(政府)」「イスラム国(主要メディア)」、アメリカでは「ISIL(政府)」「IslamicState(ワシントン・ポスト/ニューヨーク・タイムズ 主要メディア)」、イギリスでは「ISIL(政府)」「Islamic State(BBC 主要メディア)」、国連では「ISIL」です。


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