となりのシムラを見て「うん、あるある」と頷く感想多く大きな反響!

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志村けんのコントといえば、「あんだってー?!」とかとにかくボケる、ボケまくるイメージ、笑えるイメージが強かったのですが、となりのシムラは中年オヤジから生まれる自然な笑いや虚しさ、暖かさが溢れる作品でした。


小ストーリー(バースデイ、コーヒーショップなど)がいくつかあり、一つ一つオチがちょっとした笑いだったり、途中が笑いだったり、話によって表情も違いました。
【大黒柱1】
普通の一家、娘が「お父さんの洗濯物と一緒に洗わないでよ!」「お母さんなんかベッドが何年も一緒なのよ!」志村のあの何とも言えない表情で、最後、ベッドから自分と枕と布団を床に落とし床に寝る。日本のお父さんの悲しい現状を定番の落とし方で見せる場面でした。

【居酒屋にて】
志村は建設会社の営業、寡黙で一人で飲むのが好き、若い男性客も一人で飲んでる、そんな志村(山口)に対し、お店の大将が空気を読まずに無理強いしてしまう話。
若い男性客に対し大将が「何の仕事されてるんですか?」と聞き、建設会社の営業と分かり、じゃぁ山口さんと一緒ですね、一緒に飲んだら?と無理強い。
戸惑いながら山口(志村)と若い客が名刺交換、しかし若い客は会社のトラブルですぐ去ってしまう。
その客が去った後に山口(志村)は、大将に「一人で飲みたいの!人と話すの苦手なの!A型なの!仕事の話したくないの!」と釘を刺すが、次に来た九州男児の客にも「山口さんも九州出身ですよね!」とまた山口と一緒に飲むように仕向けてしまう。
九州男児の客が席を外した後、また山口が大将に「一人で飲みたいの!」と釘を刺す、九州男児が戻ってきたら不自然ながら席を離す、そこで美人女性客2人登場。
女性客が九州男児が持ってきた明太子に反応し「私も九州出身なんです」と盛り上がり始める、
「僕もなんです」と言いたげな山口に、今度こそ気を使った大将が牽制。
美人客とは話し手みたい山口に今度はいらない牽制をかける大将。
大人しい性格の中年男性に、自分の思い通りには世の中は回らない事、これもよくあるエピソードだと思わせるシーンでした。

 

【バースデイ】
今日は誕生日、メールが立て続けに2件来る。
妻からだ。
「誕生日なのに香港旅行でごめんね」
と悪気のなさそうなメール
俺の誕生日<香港旅行
次のメールは娘から
「友達の誕生日とかぶっちゃってごめんね」
と悪気のなさそうなメール
俺の誕生日<友達の誕生日
そんな俺は会社にいる、今日は早めに帰るかと思うと部下が「もうお帰りですか?」何だ?何だ?と思いきや、ケーキが出てくるそしてハッピバースデーが歌われる、
え?
ぇ?
俺の誕生日を…と思いきや他の部下の誕生日祝いだった。
俺の誕生日<<部下の誕生日
俺の誕生日なんてないほうがマシだ。
誕生日だから何かあると考える方が間違っているということでしょう。
誕生日なんか最初からないものと思ったら虚しくなりません。

 

【コーヒーショップ】
今流行のスタバのようなコーヒーショップに入り、カウンターでものを頼む前に席に座り水がないと店員に怒鳴る。カウンターで注文して下さいと言われ、「ブレンド」というと、「そんなものはありません」
コーヒーの細分化された種類に訳が分からず、とりあえず「カフェラテ」を頼む。しかしミルクも普通のものと低脂乳のものとソイ(豆乳)があり、わけがわからない。
「ソイ?そいでいいや」と自然に出た親父ギャグとともに今度は「やっぱアイスが良い」というと「フラッペチーノ」の説明をされ、わけがわからず一番人気のものにする。「俺がフラフラペラーテになっちゃうよ!」
場面が周り、自販機の紙コップのコーヒーを買うと、紙カップが落ちてこずコーヒーが流れていき、最後に紙コップが降りてきて空の状態で。
それをゴミ箱に投げ捨て「こんな日もあるか〜」とトホホと終わる。
最近のコーヒーショップは用語が難しいですよね、それに付いていけない中年の一人が演じられました。
「こんな日もあるか〜」ってこんな日ばかりじゃない(笑)

 

【彼氏が来る】
明日娘の彼氏が来るらしい。
「こんなシャンデリア見せられない!」と父の趣味の家具を次々と取り除く、しかし一番気に入らないのは・・・父だった。
母「おじいちゃんって紹介すれば?」
娘が父の部屋へ行き、しばらく父を見た後
「おじいちゃんってことにするー」
「じゃぁ私のお父さんってことね」
「俺…おじいちゃんかよ」
どこまでも毛嫌いされる父なのであった。
紹介できないのなら家に呼ばなければいいね!

 

【予測変換】
スマホを持った父。それでおいしい店を探すという娘、そしたら、予測変換にエロい単語が…
父は会社の若い子がやったと言い張るが、「マジきもいんですけど」と言われてしまう。
むさしという店に行こうと変換すると娘は「マジきもいとか行ってごめん」といい、去る。
む の予測変換は「娘 大好き」「娘 一人暮らし」などという単語なのでした。
どんな親も子供は可愛いという事ですね。密かなお父さんにホッコリする話でした。

 

【死ねない男】
男は部下の独立のため保証金2億を抱え、とあるビジネスホテルで首つり自殺をしようとする。
遺書を何枚も何枚も書き直し、書き終えると、靴の置き場に迷う。
そして首つりをしようとしたところ、掃除のオバチャンに入られる。
その瞬間ズボンのお尻のところを破り、自分の葬式を想像して「ズボン破れてたんだって、かっこわる」と言われるシーンが出てきて下着姿になる。
次に遺書を書いたゴミ箱に目が行き「何枚も遺書書いたんだって、家『旅』(かたび)って書いてたんだって、かっこわる」と言われるシーンが気になってしまう。
そのゴミ袋を外にあるゴミ箱に放り投げたがヒットせず、入れ直しにいった瞬間、ドアにロックがかかってしまう。下着姿である。
人が来る度、ものに隠れては移動し、フロントへつながる電話探すも見つからず、女性に気づかれてしまう。
その女性はデリヘルらしき女で下着姿の男に対し「オプション料金いりますけど事前に言って下さい」と怒られてしまう。部屋違いと分かってもらえて、ようやく電話を見つけフロントに電話するも、火災報知器が鳴り、デリヘルとその部屋の男が出てきてデリヘルは足をくじきながら「2万円払えよ!」と切れる。男は(自殺しようとした下着姿の)「2万円がなんだ俺なんて2億だぞ」といい、足をくじいたデリヘルを抱え逃げる。
それが新聞に載り、「女性を救う 生きててよかった」と掲載。
そこには生きる力がみなぎった顔の男がうつっていた。
事件事件で死ねなかった男だが、芯は強かったのでしょうね、親父の強さが出たお話でした。
みんな色々抱えてるんです。
【最終回】
遅くにかえった親父、夕ご飯を一人で食べようとしたら、手紙がある「お父さんへ」そこには日頃の感謝の弁が書かれていた。
毛嫌いされても、世の中についていけなくても、やっぱりいつも頑張って働いてくれる父親には本当は感謝してるという事ですね。
融通の利かない天然な親父に笑いあり、笑いありでしたが、ハートフルに締めくくられました。

 


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