『AKIRA』大友克洋監督が紫綬褒章受章、初音ミクの「生みの親」伊藤さんは藍綬褒章を受賞

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2013年秋の褒章受章が発表されました。紫綬褒章は学術、芸術文化、技術開発などへの功績の大きかった人を対象とする褒章です。世界的な人気漫画「AKIRA」「スチームボーイ」で知られる漫画家で映画監督の大友克洋氏(59)が受賞しました。


 
 映画(長編)系のアニメーション分野では、アニメ監督としては1998年の高畑勲監督(78)以来、15年ぶり2人目になります。アニメーション分野ではこれまで高畑のほか、アート系の久里洋二、古川タクの3人しか受章していません。

 大友氏は漫画家生活40年の経験を踏まえ、都内で会見を行った大友氏は「自分が対象になっていることを知らなかったのでびっくり。そんな年になったのかな」と冗談めかしながらも喜びを語り、同じ道を志す若者に「自分が面白いと思うことをやり通すことが大事」とメッセージを送りました。また大友氏は2005年にはフランス政府から芸術文化勲章シュバリエを授与されています。

 今年で画業40周年を迎える大友氏は転機になった作品について聞かれると「やっぱり『AKIRA』は長い連載になったし外国にも出たし、自分でアニメーションも監督したので大きかった」と感慨深げ。

 さらに公共の利益に貢献した人が対象の藍綬褒章は、音声合成ソフト「初音ミク」を開発した札幌市のIT企業「クリプトン・フューチャー・メディア」社長の伊藤博之さん(48)らが受賞しました。

 「世界で最も有名な日本のアイドル」といっても過言ではない「初音ミク」です。開発した歌声合成ソフトに仮想アイドルを使い、国境を超えるブームを巻き起こしました。48歳での藍綬褒章に、伊藤さんは「(受章者は)大御所が多い印象なので、不思議な感じ」とはにかんでいました。


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